1/23の報道特集（TBS）で紹介された「アンガーマネジメント」は、興味深い内容でした。 
怒りの感情は「人」や「出来事」によって引き起こされるのではなく、実は、マナーは守るべきであるとかビジネスはこうするべきであるとか政治はこうあるべきであるというような自分の中にある価値観（＝◯◯べき）が裏切られた時に起こり、原因は自分の中にあるのだからコントロールは可能であるという考え方に、何かストンと腑に落ちるものがありました。
 
　アンガーマネジメントは、「衝動」「思考」「行動」の３つのSTEPをコントロールして怒りを上手にマネジメントする心理トレーニングで、アメリカでは広く認知され、事件を起こした加害者に対して矯正プログラムとしても定着しているそうです。
 
　番組では、「６秒ルール（怒りを感じた瞬間から理性が働くまでの６秒間を反応せずに待つ）」なるテクニックも紹介されていました。怒りの感情は動物の本能によるもので発生自体を抑えることは不可能ですが、大脳辺縁系が活性化することで生じた怒りは前頭葉に伝達され、そこで理性的な判断や思考によって制御するのに要する時間が６秒なんだそうです。その６秒を待たずに反射的に起こす行動の典型が「あおり運転」、さらには「ハラスメント」「DV」「虐待」にもつながっているとの解説には納得してしまいました。
 
　受講者からは、ムダなイライラや怒りから解放されて家庭が円満になったり、職場の人間関係が円滑になったり、あるいは取引先とのコミュニケーションやクレーム対応などにも役立っているなどの声がありました。

　後日何気なくネット検索したところ、日本アンガーマネジメント協会認定の教材を通信講座では唯一ユーキャンで学べることを知りました！ユーキャンならWe can ってこと？ということで早速２人分の申込みを済ませました。数ヶ月後、私たちは仙人に近づいているかもしれません （なわけないわな）。冗談はともかくとして、コロナ不安が長引くなか、できるだけストレスなく日々を送れたら･･･と思います。