何やら怪しげなメールが届いたのは４月中旬のことでした。「突然のメールで失礼します。Webサイト を拝見してご連絡させていただきました。今回、女性誌「ａｎａｎ」で、キラキラ輝く大人女性のためのとっておき情報《初夏に輝く大人女性に、今おすすめのショップ＆グッズを紹介します！》という、お洒落なお店や読者 の女性が求めているお店，スクール、商品等を選りすぐりで掲載する広告企画で、「ａｎａｎ」の女性読者様にぜ ひご紹介しませんか？」

　「新手の詐欺か？！」と思いました（笑）。この15年間広告掲載はしていませんのでほとんど関心 もありませんでしたが、「どうして、うちに声を掛けてきたんだろう？」という素朴な興味はありました。

　「一度だけ問合せてお断りしよう」と電話をすると、担当者曰く、「他サロンでは見たことのない光セラピーという施術がとても興味深く、拝見させていただきました。「ａｎａｎ」の読者様は美容にかなり気を使っている方が多く、さらにエステ、整体を取り扱っている貴サロンにピッタリだと感じられましたので、今回ご案内させていただきました。」とのことでした。仕事とはいえ、当サロンのホームページをしっかり読み込んでいて感心させられました。と同時に｢ははぁー、こうやって口説かれるわけね。｣と気を引き締めました。

　そこで話題を変えて、「住所が築地とありますが、市場の近くですか？」と尋ねると、「はい、徒歩３分です！」 不覚にもそこから話に花が咲き、意気投合してしまい、｢あれっ？！｣ いつしか気持ちもほどけて掲載するに至ったというのがいきさつです（笑）。

　何年後かに振り返った時に「そういえば全国誌に載せたこともあったよね。」という思い出作りと、ご利用いただくお客様が話題にして喜んでいただければという気持ちです。 

　原稿制作にあたっては、過去に掲載したことのあるホットペッパーさんなどとは比べものにならないくらい掲載基準が厳しく、「ニキビ」＝病名、「光セラピー」＝医療用語の判断でともにNG（涙）。手足をもがれそうになりましたが、「光セラピー」コースという苦肉の策で何とかクリアとなりました（汗）。意外にも「おすすめ 」「人気 」「評判 」「話題 」「注目 」あたりは言ったもん勝ち状態というのに･･･。

　どうにかこうにか校了を終え、15年振りの掲載広告が本日全国誌として店頭に並ぶというのは何やら感慨深いものがあります。立ち読みでも結構ですので、ご覧いただければ嬉しく思います。分相応の最小枠（16分の1P）での掲載ですので、予めご承知置きくださいネ（笑）。