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あ〜く雑記 & 編集後記

2017年01月11日

聖の青春

昨年の11月22日に、ららぽーと磐田で「聖の青春」を観て来ました。29歳の若さで亡くなった実在の天才棋士・村山聖の実話で、難病と闘いながら将棋に全てを懸けた一人の男の壮絶な生きざまが描かれています。

 ワタクシ、実は将棋部出身で大学時代はアマ四段でした。30年以上のブランクがあるので現在の棋力はせいぜいアマ初段といったところでしょうか。村山聖九段が命を賭して駆け抜けた軌跡は今でもリアルな記憶として残っていて、この映画を通して一つ一つ確認していくような感じでした。

 後日NHK「にっぽん紀行」で「29歳で逝ったあなたへ~東出昌大伝説の棋士を巡る旅~」が放送されていました。そのエンディングで東出昌大さんから「師匠の目から見て、お弟子さんは幸せでしたか?」の問いかけがありました。それに対して、師匠の森信雄七段は「幸せだったと思いますよ。やっぱり出来ない事もいっぱいあったと思うんですけどね。出来ない事もあったけれど、やりたい事とか出来る事に関してはもう燃焼しているので幸せだったと思います。」と答えていました。この言葉が強烈に胸に刺さりました。彼のような苛烈な生き方はできないけれど、一つの道に自分なりに真っ直ぐ歩んでいきたい。そう思います。

by Mr.ケンタッキー

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